心の静寂を求めて
姫路市手柄の丘に佇む静かな古刹
三和寺について
姫路市手柄の小高い丘にひっそりと佇む、臨済宗妙心寺派の寺院、三和寺。山号は**醫王山(いおうぜん)です。都会の喧騒から離れ、心を落ち着かせたいと願う方々にとって、まさに理想的な場所です。境内には梅の木などが植えられており、四季折々の美しい風景を堪能できます。
本尊は薬師如来坐像と十一面観音坐像で、これらは鎌倉時代後期の作とされ、本堂とは別の**薬師堂**に安置されています。長い歴史を経てきた荘厳な仏像は、訪れる人々に静かな安らぎを与えてくれます。
境内のご案内

本堂
荘厳な木造建築の本堂。日常の勤行や行事が行われる中心的な場所です。落ち着いた雰囲気の中で、静かに手を合わせることができます。

薬師堂
本尊である薬師如来坐像と十一面観音坐像が安置されているお堂。歴史を感じる佇まいが、訪れる人々に安らぎを与えます。

鐘楼
荘厳な鐘楼は、日の出と日没を告げる鐘の音で、境内に穏やかな時間を運びます。

庭園
手入れの行き届いた庭園。四季折々の花々が咲き、訪れる人々の目を楽しませます。散策に最適です。
三和寺の歴史
三和寺は鎌倉時代後期に創建されたと伝えられ、その歴史は地域の変遷とともにありました。江戸時代には、延宝元年(1673年)に藩主・松平直矩の命により、盤珪和尚の高弟である祖什(そじん)によって再興されました。その後、家臣の屋敷の替地として現在の場所に移転し、正徳2年(1712年)には藩主・榊原政邦から正式に「醫王山三和寺」の寺号を免許されました。
また、三和寺は地域の教育の歴史にも深く関わっています。明治時代には、火災で校舎を失った**「勲山小学校」(現在の手柄小学校の前身)が、一時的に**三和寺を教場として使用していました。これは、三和寺が単なる信仰の場に留まらず、地域住民の生活や歴史と密接な関わりを持ってきた証です。
月に一度の座禅会
日常の喧騒から離れて心身を整えたい方のために、三和寺では月に一度、座禅会を開催しています。静寂な空間で呼吸に集中し、自己と向き合う時間は、深いリラックスと気づきをもたらしてくれます。

開催案内
- 開催頻度: 月に一度
- 参加方法: 詳細は当寺にお問い合わせください。
- 目的: 心のデトックス、精神統一、ストレス軽減
※開催日時や参加方法の詳細は、直接お電話でお問い合わせください。
東墓苑・西墓苑のご案内
三和寺の墓苑は、手柄の丘の自然に囲まれた静かで落ち着いた場所にあります。東墓苑と西墓苑があり、いずれも日当たりが良く、お参りしやすい環境です。
東墓苑
日当たりの良い東向きの区画で、明るい雰囲気の中でお参りいただけます。
西墓苑
西日が差し込み、夕刻まで温かな光に包まれる静謐な区画です。

お墓の新規建立やご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください。